2016/4/22 架空の演奏会

(オープニング 「三日月に架かるヤコブのはしご」)

オープニングに演奏いたしましたのは、「三日月に架かるヤコブのはしご」でした。
関西学院大学応援団総部吹奏楽部の創部40周年記念委嘱作品です。
壮大なオープニングと甘い旋律の中間部で人気の作品です。
既に金管奏者はバテ気味ですが(笑)、オープニングにふさわしい楽曲でした。

さて、オープニングの作品を作曲した真島俊夫さんは、全日本吹奏楽コンクール課題曲を三曲書いております。
まずはじめにお聴き頂きますのは、「波の見える風景」です。
1985年の課題曲として有名ですが、この曲は作曲者自身の手で改訂され、
課題曲より二分くらい長いサイズの改訂新版がつくられています。
改訂新版では、課題曲のサイズでは表現しきれなかった海の荒々しさや神秘さが盛り込まれています。
それでは、二曲続けてお聴きください。(普通は並べないけどね)

(1 吹奏楽のための交響詩「波の見える風景」)
(2 波の見える風景(改訂新版))

次にお聴き頂きますのは、「コーラル・ブルー」です。
1991年の課題曲として発表されたこの曲には、“沖縄民謡「谷茶前」の主題による交響的印象”という副題がついており、
副題の長さでは、おそらく課題曲中、最長と思われます(笑)
その名の通り、谷茶前のモティーフが繰り返されますが、このモティーフを奏でるシロホンのばちさばきが聴き所です。
それでは、沖縄の、手つかずでありたい青い海と広大な空を思い浮かべながらお聴きください。

(3 コーラル・ブルー)

第一部、最後にお送りいたします曲は、「虹は碧き山々へ」です。
1996年に三重県の伊賀シンフォニックバンドの委嘱によりつくられた作品です。前半の幽玄な雰囲気、山を襲う嵐の描写、
静かに山々に虹が美しくかかる情景を、様々な楽器を通じて表現しています。
では、お聴きください。

(4 虹は碧き山々へ)

休憩15分

第2部は、真島さんの作品の中でも、特に海外で評価が高い2つの作品を演奏いたします。

はじめにお送りします曲は、「三つのジャポニスム」です。
2001年に東京佼成ウインドオーケストラの委嘱で作曲され、「鶴が舞う」「雪の川」「祭り」の3楽章からなります。
それぞれ、日本的な題材を西洋的に表現した作品ですが、
当時の東京佼成WOのダグラス・ボストックがヨーロッパ演奏旅行の際、この曲を取り上げ、
ヨーロッパの聴衆から「今までとは違う日本的テイストを持つ曲」として高い評価を得られたといいます。
それでは、お聴きください。

(5 三つのジャポニスム)

演奏会の最後にお送りします曲は、「鳳凰が舞う」です。
この曲は、2005年に川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団の創団25周年記念に委嘱し、作曲されました。
「印象、京都 石庭 金閣寺」という副題がついておりますが、
このことについて、真島さんは、あくまで全体的な印象であり、この部分は何という構成ではないと語っています。
敢えて言えば、中間部の静かな部分は竜安寺の石庭からインスピレーションを得たもの、最後の壮大なクライマックスは華麗な金閣寺とその屋根に、今にも天に向かって羽ばたこうとしている黄金色の鳥、"鳳凰"の印象であるとのことです。

この作品は、2006年に、フランスの「クードヴァン国際交響吹奏楽作曲コンクール」で第一位を受賞し、真島さんの作品が初めて海外でコンクールに入賞した作品となりました。

それでは、本日、最後の作品をお聴きください。

(6 鳳凰が舞う)

拍手が鳴り止まず、アンコール。

(アンコール 五月の風)

アンコールは、課題曲のマーチでも特に人気の高い、1997年度の課題曲「五月の風」を演奏いたしました。

本日は、「真島俊夫吹奏楽作品演奏会」にご来場頂き、誠にありがとうございました。
今回の選曲は、あくまでも、kodaman.の好みで決めたものであることを、なにとぞご了承ください。
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Date: 2016.04.24 Category: 吹奏楽  Comments (2) Trackbacks (0)

この記事へのコメント:

バストロンボーン吹き

Date2016.04.25 (月) 04:38:15

この演奏会を聴きに来たいですね。
要望としてはアンコールに宝島も入れてほしかったです。
演奏者は死んでしまうでしょうが(笑)

kodaman.

Date2016.04.25 (月) 21:49:39

バストロンボーン吹き 様

コメントありがとうございます。

> この演奏会を聴きに来たいですね。
> 要望としてはアンコールに宝島も入れてほしかったです。
> 演奏者は死んでしまうでしょうが(笑)

続きがあるんですよ。
ということです。

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