2016/12/23 糸魚川大火

新潟日報モア 2016/12/22 17:14

糸魚川市街で火災、約140棟に延焼  消火活動続く

22日午前10時半ごろ、糸魚川市大町1の飲食店から出火、付近の住宅や商店にも燃え移り、県によると、午後3時現在、約140棟に延焼し、消火活動が続いている。2人が軽いけがをした。市は大町2と本町の計273世帯586人に避難勧告を出した。

米山隆一知事は自衛隊に災害派遣を要請。県は災害救助法の適用を決めた。

現場はJR糸魚川駅付近の飲食店や住宅が密集する繁華街。糸魚川市では朝から強い南風が吹いており、正午には最大瞬間風速24・2メートルが吹いた。火元の飲食店から広がった炎は近隣の建物に次々燃え移り、現場周辺では多数の消防車両が集まり騒然となった。

現場付近に住む両親を避難させた糸魚川市大野の主婦(64)は「朝から風が強く、火災発生後に防災無線で避難の呼び掛けを聞き、近所の公民館に避難した。両親の家も燃え移りそうで心配だ」と顔をこわばらせた。

避難所となった市民会館には午後4時前、43世帯65人が避難。火元に近い大町2で1人暮らしの女性(78)は「ものすごい勢いで火が上がっていて、こちらに来るかもしれないと思って逃げてきた。明るいうちに鎮火してくれればいいが」と不安そうな表情で話した。

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新潟日報モア 2016/12/23 23:20

糸魚川大火、30時間後鎮火  中華料理店が火元 

 糸魚川市中心部で22日に発生した火災は、発生から約30時間後の23日午後4時半に鎮火した。市災害対策本部は延焼が約150棟で、約4万平方メートルに及んでいるとみられると明らかにした。糸魚川署は実況見分を開始し、火元は中華料理店で、店の男性が鍋に火を付けたまま外出していたことが出火原因とみられると発表した。

 火災は22日午後9時ごろには鎮圧状態になっていたが、23日も鎮火に向けて消火活動が続けられた。実況見分も始まり、糸魚川署などは店と店周辺を調べた。

 糸魚川署によると、店の経営者の男性(72)が調理しようと中華鍋に食材を入れ、火に掛けたまま、店から数十メートル離れた自宅に戻った。店に戻ると鍋から火が燃え上がっていたという。男性は「大変申し訳ないことをした」と話しているという。

 糸魚川市消防本部の大滝正史消防長は23日、市災害対策本部後、報道陣に「原因は、建物の密集、強風、この火災に対する消防力の不足」との見方を示した。

 県などによると、新たに消防団員6人のけがが確認され、市民と合わせて11人となった。男性団員(42)が熱された空気で喉をやけどして入院したほか、5人が目に痛みを覚えるなどの軽症だった。

 米山隆一知事は糸魚川市の米田徹市長とともに火災現場を視察。終了後、「まず被災した人たちの住宅を確保しなければいけない。市の要請を聞き、全力で支援する」と述べた。

 現場周辺の363世帯744人に出された避難勧告は23日午後9時半現在、継続している。

 市は住宅や金融に関わる相談に応じる窓口を、避難所となっている上刈会館と、糸魚川駅隣の「ヒスイ王国館」に開設した。

 国土交通省北陸地方整備局は23日、国道8号寺町-横町間の通行止めを解除。これに合わせ北陸道親不知インターチェンジ(IC)-能生IC間の無料措置も終了した。

 県は災害派遣活動が終了したとして、自衛隊に派遣部隊の撤収を要請した。

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新潟日報モア 2016/12/24 08:30

老舗が焼失 観光にも打撃 糸魚川大火

 約150棟を焼いた糸魚川大火で、市民に長年親しまれた老舗店舗も焼け落ちた。「もう一度」。再起を誓う経営者がいる一方、「まだ何も考えられない」という店主も。歴史ある街並みの中にある老舗の焼失で、観光への影響を懸念する声も出ている。

 1650年創業の酒蔵「加賀の井酒造」(大町2)は出火当時、従業員7人が仕込みの最中で、火が広がる様子を見て避難したという。同社取締役で18代蔵元(34)は「すぐに戻れると思い、麹(こうじ)を冷まさないよう布を掛けて逃げた。こんなに大きくなるなんて」と肩を落とした。

 敷地内への立ち入りは制限されたが、取締役によると、建物は6棟あるが、「敷地の中の状態は分からない」と話す。

 12、1月は出荷の最盛期で、22日も四合瓶で千本以上を出荷する予定だった。取締役は「すぐに再開できる状況ではないが、加賀藩の時代から糸魚川で酒造りをしてきた。今の場所で酒造りを続けたい」と前を向いた。

 芸術家の北大路魯山人や歌手美空ひばりら多くの著名人が宿泊したことで知られる大町2の骨董(こっとう)商兼旅館「平安堂」も焼け崩れた。長野市の善光寺の仁王門を造った宮大工が1934年に建てた木造2階建て住宅。旅館業は現在休業しているが、魯山人から贈られた湯飲み茶わんなどが焼けたとみられるという。

 5代目主人(69)は「あんなにいい建物はもうできないだろう。骨董商はずっと続けたいが、具体的なことはまだ考えられない」と疲れた様子だった。

 趣ある老舗店舗の焼失は観光業にも影響する。糸魚川駅前に本社がある三愛旅行社の社長(40)は「糸魚川の財産である情緒ある建物、雁木のある街並みが失われた。市や県には観光資源としての街並みの再興に力を貸してほしい」と話した。

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知っている街並みが、黒く焼け落ちている姿をテレビで見て、呆然としました。
この日は、学校でも強風で窓がガタガタいうほど。
火事がおきれば大変になる事は容易に想像できました。

糸魚川では、「南風が強いときは火事に気をつけろ」という言い伝えがあるそうです。
残念ながら、たったひとつの不注意が、その言い伝えを打ち消してしまいました。
火元を責めても始まりませんが、何ともやるせない気持ちです。

このような大火は、県内では新潟地震の昭和石油タンクの延焼による火災(1964年)以来とのことです。
被害に遭われた方に心からお見舞い申しあげます。

※この翌日(23日)、新潟市でも8軒が被災する火事が起こり、さらに千葉や兵庫でも比較的大きな火事が。
耐火性の強い建物が増えたとはいえ、火事に気をつけるのは人間の意識次第です。
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Date: 2016.12.25 Category: 日記  Comments (0) Trackbacks (0)

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